杉山 ひとみ

イタリア・ロンバルディア州認定

 Ceramista Decoratore Piccolo Fuoco

厚生労働省認定

   ・1級陶磁器製造技能士

 ・ものづくりマイスター

      (陶磁器製造) 

愛知県陶磁器技能士会会員

中部デザイン協会会員

一般財団法人名古屋陶磁器会館 評議員

名古屋陶磁器会館「名古屋絵付け教室(金曜日)」講師


略  歴 

愛知県生まれ。

京都造形芸術大学卒業。

 

1990~2000年 イタリア共和国・ミラノ県在住。ミラノの工房にて、Elda Annoni(エルダ・アンノーニ)氏に師事し、陶磁器上絵付け技法(西洋絵付け)を学ぶ。コーヴァ・アートスクール(SCUOLA D'ARTE COVA)「Ceramista Decoratore Piccolo Fuoco」コース修了。C.E.A.社の依頼を受け、MACEF(ミラノ見本市)出展用の磁器上絵見本品の製作に携わる。

 

2000年帰国後、市ノ木慶治作品の模写や「現代の名工」佐分利利成氏に師事するなどして、「名古屋絵付け」の「手描き」を中心とした職人技の研究を始める。2013年から2017年まで、「名古屋文化遺産活用実行委員会」主催の文化事業参画。「名古屋絵付け」職人技の伝承活動に携わる。同委員会が行うプロジェクトを推進することを目的に発足した有志による団体「なごや凸盛り隊」(活動期間:2013~2017年)メンバーの1人。

 

2018年以降、職人技を活かした陶磁器上絵付け作品制作・展示発表を行うと共に、「やきもの」関連の研究機関、大学、美術館などが開催する陶磁器加飾に関する講座の講師を務めるなど、「上絵付け」の普及に取り組む。2018年から現在、一般財団法人名古屋陶磁器会館開催「名古屋絵付け教室」「凸盛り」金曜日教室講師を務める。

 

現在、「やきもの」研究者、製造者からのさまざまな企画依頼に応えるかたちで、「名古屋絵付け」の手描きによる職人技の伝承に繋がる活動を臨機応変に行う。団体「名古屋絵付け職人技を残し伝える会」を発足し、時代の変化と共に失われつつある伝統的職人技の伝承を目指す活動をう。


◆イタリア・ミラノ時代

1991.  Elda Annoni 氏に師事。西洋絵付けを学ぶ(ヨーロッパスタイル)。

1992.  Istituto DANTE ALIGHIERI イタリア語Ⅲコース修了。

1995.「DIMENSIONE ARTE」にて「アメリカン技法 (Tecnica americana)を学ぶ。

1995.  SCUOLA D'ARTE G.I.COVA(コーヴァ・アートスクール)修了。イタリア共和国ロンバルディア州認定: 

「Ceramista Decoratore Piccolo Fuoco」資格取得(№03530)

1998.  ミラノ見本市展示用装飾磁器の制作に携わる。

■帰国後:上絵技法研究・【団体】名古屋絵付け関連文化事業参画

2000.   帰国。「名古屋絵付け」伝統技法(職人技)の研究を始める。

2004.  ノリタケアーティストクラブ「チャイナ・ペインティングコース」修了。

2004.  厚生労働省 陶磁器製造1級技能検定合格。Atelier ArteRosaを設ける。

2005. 「現代の名工」佐分利利成氏に師事。

2013. 「名古屋文化遺産活用実行委員会」名古屋絵付け職人技伝承プロジェクト参画。 

2017. 「名古屋文化遺産活用実行委員会」文化事業参画終了。

◆名古屋絵付け伝統的職人技の伝承活動関連

2018年 株式会社日本ヴォーグ社「名古屋上絵付」講師

2018年 ヴォーグ学園「名古屋上絵付」講師

2018年 一般財団法人名古屋陶磁器会館「名古屋絵付け教室」「凸盛り」金曜日 講師 

2019年 あいち産業科学総合センター 産業技術センター 瀬戸窯業試験場

      による瀬戸焼を対象とした『上絵付けの伝統技法「凸盛り」』製品

      開発研究に協力

2020年 あいち産業科学総合センター 産業技術センター 瀬戸窯業試験場

      による瀬戸焼を対象とした『上絵付けの伝統技法「凸盛り」』製品

      開発研究参画

2021年 岐阜県土岐市に新たな工房を設ける。「名古屋絵付け職人技を残し伝える会」

♥やきもの・その他文化事業関連(イタリア語)

2005年  愛知万博関連文化事業(尾西市・一宮市)、イタリア語通訳を務める。

2014年  土岐・ファエンツァ姉妹都市提携35周年記念事業、イタリア語通訳を務める。

2019年  土岐・ファエンツァ姉妹都市提携40周年記念事業、イタリア語通訳を務める。